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renga's factory 栃木県さくら市を中心に入学入園グッズを販売しています。

"母として、主婦として、作家として。生活を彩る作品を届けたい"


2022年9月25日(日)小山総合公園で開催されたイベントに出店していたrenga's factory。
オーダーメイドの入園・入学グッズはInstagramのDMにて、 オーダー可能。実店舗は無く、さくら市のイベントを中心に出店する。

renga's factoryは2018年7月からイベント出店を開始した。 入学入園グッズとして手提げ袋、お弁当袋、ランドセルカバーの他、ポーチ、お薬手帳ケースなど母親向けのグッズも販売する。


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  renga's factoryを運営する、山本さん。小学校にあがる娘の入学グッズを集めているときのある課題が、renga's factoryをはじめたきっかけと言う。

"近所のどのショップを回っても、学校指定サイズの手提げ袋がなくて、それなら自分で作ろうと"



小学校では机の横に吊り下げられるバッグが床につかないよう、推奨サイズが規定されている。 しかし、既製品ではなかなか指定のサイズが手に入らない。仮に手に入ったとしても、小学校6年間使うには幼すぎたりする。
小学6年の間に、色の好みは変わる。好みに合わせて、購入していては家計を切迫する。できることなら6年間同じものを使ってほしいのが、 "主婦"としての願いだ。

"例えば女の子の場合、低学年のときには赤やピンクが好きだったのに、高学年になると水色や、黒など、まるで異なる色が好みになるんです。"


そのためrenga's factoryの作品は、活発な低学年が好む鮮やかな色と少し大人なシックな色を混ぜた2種以上の生地を使用する。

2種の対照的な生地を使用した手提げ袋

2種の生地を使用しているため、手提げ袋や、上履き袋、ランドセルカバーなど、renga's factoryの出店ブースは一際目を引く。 どうやらここに"母"としての狙いがあるようだ。

"小学生が一人で登下校するにあたり、近所の人や車の運転手に認識される必要があると思いました。そのため、renga's factoryの作品はあえて際立つ生地を使用しています"


母として子の安全を思う気持ちが、作品に反映されている。

このように「目立たせる安全」の一方で、「隠す安全」もある。

"このキーケースは、ランドセルの肩ベルトに取り付けられます。子どもが家の前で鍵を出す動作を極力周りに見られないようにするためです"


キーケースの取り外し可能なリール

なるほど、肩ベルトにキーケースがあれば家の前でスムーズにカギを取り出すことができ、子どもが家で一人で過ごしていることが悟られにくい。
また、このキーケースには着脱可能なリールが取り付けられている。故障しやすい部分こそ、その部位だけ交換できるよう配慮されている。 renga's factoryの作品を長く使ってもらえるよう、"作家"としての思いだ。

  renga's factoryには一部母親向けの商品も存在する。
その1つとして、15種の生地を用いて作られたお薬手帳ケースは2つのポケットが用意されている。 2人の子どもを持つ母親向けの商品であるが、裏地がポケット毎に柄が異なり、お薬手帳の見分けがつく。
元々は同じ裏地を用いていたが、作品を購入した人からの「どちらの子のお薬手帳かすぐに見分けがつくように」との要望で、裏地を2種に変えた。
購入した人からの意見をすぐに、作品に反映する。1つずつ作品に向き合い、常に購入してくれる人のためを思う、"作家"としての姿勢がそうさせる。

2人の子どもを持つ母向けのお薬手帳ケース。2種の裏地を使用している

  作家としてはもちろんのこと、母として、主婦としての視点で作品に思いを込めるrenga's factory。 作品を通して、どんな生活を届けたいのか。

"あくまで、renga's factoryの作品は、使用するご本人の生活をサポートするものです。主役はご本人。 作品が「あってよかったな」と思ってもらえるだけで十分うれしいです"


東京下町育ちの山本さん。幼い時から、町の人たちが助け合って生活するのを目の当たりにしてきた。 周りを気にかけ、すこしでも自分でできることがあれば、躊躇なく手を差し伸べる。
そんな山本さんのパーソナリティがrenga's factoryを象っている。

renga's factory のブースで、作品の思いを語ってくれた山本さん

renga's factory

編集後記
renga's factoryとfusekidoの出会いは、2022年2月fusekido2回目の出店時であった。撤収作業中に山本さんから労いのお言葉をいただいた。 元来世話好きという山本さん。実は自分の作品を伝えることに慣れていないとのことであったが、実際にブースに伺うと、作品に対する思いを詳細に語ってくれた。 事前にfusekidoが送っていた質問項目に対して、細かく考えてくださっていた。 さらに、取材後も我々が編集しやすいようにと、作品の基となるご自身のルーツを教えてくれた。 まさに下町仕込みの親切さといえようか、面倒見の良さについ甘えてしまう。
また、ザクロ | the cloの取材を通して、自身の作品を見つめ直す機会になったとのこと。我々も取材に応じて頂く方のモチベーションや、 作品にかける思いの再定義ができるよう精進したい。
Written by

fusekido代表 おおやま

1990年生まれ千葉県出身 栃木県在住
東京理科大学工学部卒業後、都内IT企業勤務を経て、 筑波大学大学院で制御アルゴリズムを研究。 現メーカーエンジニア
特技は料理、英語、プログラミング
個人店、ハンドメイド作家の他、町工場系、自動車系、農業系の記事にもチャレンジしたい

Photographed and image effected

fusekido みさ

1993年生まれ埼玉県出身 栃木県在住
グラフィックデザインを高校、専門学校で学んだ後、のぼり・暖簾などの布販促物メーカーで約7年間デザイナーとして勤務
2021年に独立しベビーキッズ用品のtoricomoooを立ち上げ、デザイン・販売を行う。 趣味・特技はデザイン

Preliminary investigation

fusekido けいた

1996年生まれ埼玉県出身
筑波大学で都市計画を研究後、航空業界に就職
特技は地図、サイクリング、建築
fusekidoのメンバーで一番の若手であり、地域を走り回りながら幅広い記事にチャレンジしたい