いつからか、ペンションという宿泊形態をよく利用するようになった。一時期、月一回はペンションを訪れたものだ。
週末であっても、リーズナブルな金額で宿泊できるからという理由だったと思う。
ホテルのような巨大な資本を基に経営する宿泊施設は、平日の利用率が低い場合においても、莫大な固定費が発生する。その回収をするため、週末や長期休暇のまとまった客数が見込める時期においては、普段よりも高い宿泊代を設定しなければ、経営は立ち行かない。
よって、3連休や週末に宿泊と食事を楽しもうとすると、それなりの出費を覚悟しなければならない。
一方でペンションは、長期休暇や週末における価格変動は小さい。もともと家族で経営しているところも多いようで、人件費が抑えられている。気軽に宿泊と食事を楽しみたい層にはうってつけの施設である。

おおよそのペンションが１万２千円～１万５千円の範囲で、夕朝食事が付いてくる。ペンションによっては温泉を引いていたり、貸し切り露天風呂だったりとこだわりを持っている。

ペンションが存在する地域は固定されている。例えば伊豆高原（静岡県）、那須（栃木県）、蓼科（長野県）が、私が関東圏では把握しているペンションエリアだ。

ペンションの魅力と言えば、なんといっても食事であろう。
おおよそのペンションは料理に自信があるオーナーが独立して経営していることが多い。食事は洋食コースで、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートで構成される。今回伺ったのは伊豆高原にエリアに位置するリバティーヒル。

駐車場に車を停めた後、高台に登っていく。ペンションには2つの椅子が供えられたベランダがあり、食事の時間まで、ゆっくりできる。貸し切りの露天風呂を2つ備えている。

夕食は金目鯛のグリルを目玉とした創作フルコースディナー。
朝食は生地から焼き上げたクロワッサンと共にサラダ、スープ、卵料理とバランスがよい。

洋食フルコースかつ、温泉が楽しめ、部屋からは海が臨める。
伊豆高原に遊びに来た際にはペンションでの宿泊も選択肢に加えてはいかがだろうか。