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岡田美術館 箱根
岡田美術館 箱根

2023/10/08 Sun

FUSEKIDO Ohyama wrote

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いつからか、美術品に興味を持ち初めまして。
中学生の頃は歴史が好きだった。その頃は暗記科目としてしか楽しんでいなかったと思うが、大学生になると、海外に興味を持ち始めて低コストな旅をよくした。
お金がないので、何をするかというと博物館やら、美術館で時間をつぶすのだが、難解な解説で表面上だけ楽しみ時間をつぶして去ることが多かった。
社会人になったばかりの1年目のとき、このときはIT企業の営業マンだったのだが、リフレッシュ休暇というものがあって、平日5日間を休めた。前後の土日をくっつけて9連休でクロアチアに一人旅にいったときに、飛行機の関係でロンドンで1泊しなければならなかった。
泊まるだけだったので、夜ついて早朝発。夜のロンドンしか堪能できなかったのだが、唯一の観光として大英博物館に行った。
大英博物館は無料で開放されており、世界中の歴史的価値の高い品が展示されている。大英国時代に世界中から収集したものでたった数時間の暇ではとても回り切れなかった。
それからというもの、人が歩んできた歴史の中で、その時々の作品に興味を持ち始めた。
歌麿と北斎
歌麿と北斎
特に絵画を眺めるのが楽しい。絵は当時の人々の生活を把握するための貴重な情報源であり、さらに当時の作画技術や、歴史的背景。一つの絵画でそれを理解するために多方面の情報を理解し、処理しなければならない。この楽しさが絵画鑑賞にあるのではないか。
また、当サイトのデザイン、開発者として、年月をまたいで人に認知される絵画の作りこみ、レイアウト、ものづくりに対する姿勢、思想からインスピレーションを受けたいと思っている。

そこで今回訪れたのが、箱根にある岡田美術館。
日本をはじめとする東洋の陶磁器、考古遺品、美術品を展示する。

2023/10/7は葛飾北斎と喜多川歌麿の特設展示を行っていた。
二人とも江戸時代を代表する浮世絵師だ。
葛飾北斎 [富嶽三十六景 神奈川沖浪裏]
葛飾北斎 [富嶽三十六景 神奈川沖浪裏]
展示品の解説を読んでいて気になったのは、「おそらく依頼主の意向で~」というところ。
絵師は絵を描いて食べていかなければならない。豪商などからのオーダーで屏風や、掛け軸ようにオリジナルの作品を描いたのだろう。また、版元が発行する読み物の挿絵を担当したという。
現代においては、美術館に貴重な作品として美術館に大切に扱われているが、当時の絵師たちは現代と変わらず、どこかビジネス的に絵を描いていたのではないかと想像する。現に浮世絵は大量生産により低価格化によって庶民に親しまれたというだけあって、工業的な背景がにじむ。
浮世絵師ときいて、高尚的なものととらえていたのだが、現代と変わらず、金銭的な取引のもと、雇われて描いたものもあり、それが作品の完成度を高める要因でもあり、当時の多くの人々に愛されたからこそ、現代にも通じるものがあるのだと感じる。

屏風に書かれたインパクトのある作品や、掛け軸に描かれた美人画、そして浮世絵でもっとも有名な富嶽三十六景 神奈川沖浪裏を堪能できた。
歌川広重 [日本橋]
歌川広重 [日本橋]
私は、浮世絵の中でも当時の人々の生活の様子を知れるものが好きだ。服や食べ物、建物や、商いの様子を現代と比較する。現代は高度な文化、技術の上に成り立っているため、人としての本来の生きる姿を見失う。それでも浮世絵に描かれている人々は日本人としての最小限かつ活力ある生き方をしており、元気をもらえる。

美術館の売店でそんな江戸を生きる人々をいきいきと描いた絵画のポストカードを買った。
歌川広重の「日本橋」

今回の特設展示には一切登場せず、北斎でも歌麿でもなかった。。。
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Written by

FUSEKIDO おおやま

1990年生まれ千葉県出身 神奈川県在住
東京理科大学工学部卒業後、都内IT企業勤務を経て、筑波大学大学院で制御アルゴリズムを研究。現役メーカーエンジニア
特技は料理、英語、プログラミング
常にどんなネタでブログを書こうか考えており、それが精神的にリラックスできるのだと本人は言う。