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2024/01/04 Thu
FUSEKIDO Ohyama wrote
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初稿2023年10月29日、2024年1月4日加筆
これまで寿司は板前さんがカウンターで握る、一品ものであった。
当然、提供までに時間はかかり、その分食事代に高くなる傾向にあるだろう。
それが回転寿司というシステムの導入により、これまで高価な食べ物であった寿司が、低価格化によりファミリー層までに広がった。
なぜ回転寿司によって低価格が実現されたのであろうか。
一つに、お寿司の在庫化があるだろう。これまでのお寿司は、客から注文を受けてから握っていた。しかしコンベア上にお寿司の在庫を流せば、客は好きなものを食べてくれる。そしてコンベア上は数々のネタをのせることができる。利益の高い皿を流しておけば、客はそれをとり、満腹になってくれる。
![魚がし鮨 大関 魚がし鮨 大関](blogImage/20231029_s_1.jpg
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回転寿司の内側には板前さんがお寿司を握る、そのコンベアを見ていくと、何やら客側からは見えない、バックオフィスの方に、コンベアが流れている。
ここでは鮮度が落ちたお寿司の入れ替えや、注文が入った寿司をレーンに流す作業がなされている。前述の通りコンベア上にはたくさんの商品を並べることができるようになった。ここで手間がかからず収益性の高いネタを流すことができれば、高度な技術を要していなくても、コンベア上に商品を流すことができる。
![魚がし鮨 ネギトロ 魚がし鮨 ネギトロ](blogImage/20231029_s_2.jpg
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コロナ前、回転寿司といえばベルトコンベアに皿の上にのったお寿司が客席の前を流れたものだ。
それが、コロナによる衛生意識向上によって、注文したお寿司のみが運ばれてくるスタイルがメジャーとなった。今後これまでのようなコンベア上に寿司が流れる光景はしばらく見られないだろう。
そして、コンベアに注文したお寿司が流れてくるスタイルによって生まれたのが、高級回転寿司屋。
これまで板前さんが握るような高級寿司屋でしか食べられなかったクオリティのものを、回転寿司屋と同じくカジュアルに食べられる。
長くなったが、大井町にある沼津魚がし鮨に月1回はお世話になっている。
![魚がし鮨 豆アジの天ぷら サイドメニューもおすすめ 魚がし鮨 豆アジの天ぷら サイドメニューもおすすめ](blogImage/20231029_s_3.jpg
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おすすめはにぎりのセットメニュー(大関)。2000前後するが、いくらやトロが入っているためむしろお得メニューといえる。
静岡を走るとよく見かけるお寿司屋さんであろう。決して低価格とは言えないが、中高価格帯の中では期待以上のネタを提供してくれる。この価格帯であるためか、店内も非常に落ち着いている。
低価格回転寿司チェーンではなく、たまにはおいしいお寿司をゆっくり食べたい。でも個人店は開店時間に気を配らなければならない。
ここ沼津魚がし鮨は一定ニーズを貫いたお寿司チェーン。静岡(大井町)に来た際にはぜひ向かいたいお店の一つだろう。
![2024/1/4 追記:アサリのバター炒め 2024/1/4 追記:アサリのバター炒め](blogImage/20231029_s_4.jpg
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年明け早々に魚がし鮨に伺う。 4日は平日であるが、お休みの方も多いようだ。店内はほぼ満席であった。
今回はアサリのバター炒めもいただく。味がしっかりしていて、ご飯が欲しくなる味だ。
残念ながら大井町店は2024年1月9日から3月下旬まで改装のためお休みらしい。
月に2-3回通っている身からすると、この期間を耐え抜くことの難しさを受け入れざるを得ないのだが、改装後パワーアップしたお店を楽しみにしたい!