2023/01/27 Fri
fusekido Ohyama wrote
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日本で食べる寿司がおいしいのと同じように、中国で食べる中華料理はおいしいし、イタリアで食べるスパゲッティはうまい。
その国の料理は長い歴史の中でたくさんの人に食され、改善が繰り返される。
いまや若年世代が最も使うアプリケーションは、TikTokだという。このTikTok、中国のByteDanceが運営する。世界中の若者がその魅力に取りつかれている。
先日中国国籍の友人に、なぜ中国のインターネットサービスが確固たる地位を築けたのか聞いてみると、「中国にはたくさんの人がいて、いろんな人に使ってもらって改善を繰り返したからだろう」との意見を得た。
たくさんの人に使ってもらうと、それだけのFBが得られ、改善の機会に恵まれる。
食文化の世界もおなじ。その国の食べ物は、その国の人が代々食べ繋ぎ、改善を繰り返した賜物である。
つまりは、日本にいるなら、定食屋が世界一うまい。ということだ。
平日の大型トラックが敷き詰められた新国道4号線に、軽トラキッチンカー楓赤堂が駆ける。
宇都宮北部は新国道4号線沿いに数々の飲食店が並ぶ。田園風景が広がる下野、上三川から様変わりする。しかし、雑多でありながら余裕をもった走行ができるのは栃木ならではであろう。
今回訪問したのは宇都宮関堀町の食堂 よし尾さん。
13時半の訪問ですでにピークが過ぎているが、あえて混んでいる時間をさけてきたんだと言わんばかりのシニアたちが自らのペースで箸を進める。
まるで実家に帰ってきたのかと錯覚を覚えるほど、スローな時間が流れる店内。ミヤネ屋のナレーションが店内を木霊する。
750円の生姜焼き。バラ肉にショウガを効かせたスタンダードな味わい。細切りピーマンでアクセントを出し立体感を演出する。これぞまさに守るべき日本の家庭の味。
そして主演が生姜焼きだとすると、技巧派のたくあんと、演技派のわかめ・豆腐味噌汁。
生姜焼きに隣接するキャベツは、キャベツの麓に供えられたマヨネーズでいただく。そう、ドレッシングは不要なのだ。
生姜焼きは醤油、みりん、酒、ショウガそして豚肉の風味。絶妙なバランスで成り立つ聖域にドレッシングの侵入は許されないのである。
となりのシニアが課長 島耕作を読み終えたところで、PayPay払いでお店を後にする。
各社Wifiの他、電子決済にも幅広く対応している。
外観、お料理は昭和の古き良きドライブイン的な風貌であるが、会計システムは最新。
この時代の流れにきっちりとらえ、顧客ニーズに応え続けていく姿勢が、長く商売を続けることの必要条件なのだろう。
ごちそうさまでした。
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