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2023/07/02 Sun
FUSEKIDO Ohyama wrote
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1858年に締結された日米修好通商条約に基づき、横浜が開港されて以降、欧米人と共に中国から人々が渡ってきた。香港などの西洋商館で働いていた人々は、西洋の言語を話すことができ、開港して欧米人が押し寄せた横浜において、重要な役割を担ったそうだ。今や横浜観光のハイライトの一つとして数えられ、連日多数の観光客が訪れる人気スポットであるが、そこに至るまでは大変な苦労があり、お互いに戦争をしていた時期や、空襲の被害を受けたこともあった。1972年の国交正常化に伴って、多くの人が中華街に足を運ぶようになった。
横浜中華街に行くと、人々の生活がある。
ここには住居があり、学校があって、中国にルーツを持つ方々向けの飲食店がある。
この奥深さが横浜中華街の魅力であると私は思う。
実はおおやまは個人で6回ほど中国を旅している。
中国旅行の最大の楽しみと言ったら、食にある。
マンションの1階に並んだローカル向けの飲食店に、指差しで注文して、テーブルに運ばれてくるまでどんなものかわからない。日本になじみのある中華料理だからこそ、現地での味付けは気になるところなのだ。
![横浜中華街でディープなお店をまわろう 横浜中華街でディープなお店をまわろう](blogImage/20230702_s_1.jpg
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メイン通りの焼き小籠包を食べるだけではもったいない。
中華街大通りから上海路に入ってすぐ。伍福寿新店の店頭には茶葉が置かれている。鉄観音、ジャスミン、ウーロン茶。どれもスーパーでは手に入りにくい。価格もかなり手ごろなことから、店内に入ってみる。
お茶以外にも乾物が置かれているが、店内の8割はお茶が敷き詰められている。ウーロン茶だけでも20種類はあろうか、高級茶からリーズナブルなお茶までいろいろそろっている。
店主から、「なにかあったら言ってね」とやさしく声を掛けられお茶を選ぶ。
家にはまだ封がしてある緑茶があるのだが、もの珍しいウーロン茶の前に、どうしても飲みたくなってしまった。
175gで500円。もっとも廉価なウーロン茶を買って家で飲んだが、これがおいしい。
緑茶と違って、ウーロン茶の味は強いので、ラフに飲んでよいのではと考えている。店主からも沸騰水を注いでよいと伺ったので、茶葉を不織布のティーバッグに入れて、抽出する。最近は茶葉を入れられるティーバックが100均にも売っているので、ぜひ試してほしい。
![伍福寿新店 烏龍茶(茶葉) 伍福寿新店 烏龍茶(茶葉)](blogImage/20230702_s_2.jpg
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こちらでは牛バラ刀削麺、油淋鶏、水餃子を頂く。これがどれもとても美味だ。
刀削麺は牛骨の出汁ともちもちした刀削麺。牛バラもゴロゴロ入っている。
油淋鶏は骨付きの鶏肉を使い、衣は薄め。このため鶏皮が香ばしく、パセリのみじん切りが入ったソースとの相性もよい。
そして水餃子は角切りの豚肉が入り、もちもちの皮と肉汁が飛び出る餡で何個でもいける。
![許厨房 油淋鶏 許厨房 油淋鶏](blogImage/20230702_s_3.jpg
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私が住む開成町からは横浜中華街まで1時間程度かかるのだが、この中華街が形成されるまでの歴史や、人々の生活、商いの様子などを噛みしめるため、再度この空間に身を置きたい。
![許厨房 牛バラ刀削麵 許厨房 牛バラ刀削麵](blogImage/20230702_s_4.jpg
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