2023/09/17 Sun
FUSEKIDO Ohyama wrote
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今住んでいる神奈川県開成町は、神奈川県の西部に位置する。神奈川県に隣接する、山梨県、静岡県へのアクセスがよい。
今回は足を延ばして、山梨県にくだもの狩りに行こう。
山梨県と言えば、果物の一大産地である。
日照時間と昼夜の寒暖差が大きい山梨県はおいしい(あまい)果物が採れるのだそうだ。
よく寒暖差がおおきいと果物、野菜が甘くなるというが、これは昼に光合成した植物は、夜になると光合成ができず、呼吸のみ行う。この呼吸にはエネルギーを消費するのだが、夜に温度が低いと、植物のエネルギー消費が控えられる。光合成で得たエネルギーは夜の呼吸によって消費されない。このエネルギーが糖分であるので、甘くなる。という仕組みなのだそうだ。
この勝沼というエリアはブドウ畑がいたるところにある。国道を走るだけで両サイドにぶどう園。山梨県がフルーツ大国たる所以を感じることができる。
下調べもせずに富岳園さんにうかがったのだが、この時期はシャインマスカット狩りができるのだという。
シャインマスカットといえば、贈答用にも人気が高い、大粒のマスカットだ。それが食べ放題。
だいたいひと房800-900gだろうか。ぶどうの木自体はかなり細くて貧弱そうなのだが、天井に張り巡らされた格子にブドウの枝がつたっている。
格子の網目からブドウがぶらさがっているのだが、ここまでファットなブドウがひとつの木から何個実を着けているのだろうか。
これも農家の方々の念入りな手入れ、豊かな土壌、恵まれた天候、ぶどうという植物の存在、それを品種改良してきた研究者たちによって作り出されたもの。果物一つ作り出し、提供するというのは消費者が見ることのない並々ならぬ努力あってのことなのだ。
シャインマスカットは白みかかったほうがおいしいとされる。
2房目はそれこそ緑というよりは、黄色に近いものを選択した。これがとてもあまい。
見た目で言うと緑のほうがマスカット感があって、きれいだろうか。しかし味は薄い黄緑の方があまい。
山梨のほうとうは小作さんでもいただいているが、野菜の出汁がしみ込んだつゆと、こしのある麺ですっかりファンになってしまった。
とくにきのこの出汁が特徴的と感じた。新鮮なきのこを使用しているのだろうか、出汁はもちろんのこと、キノコ自体も弾力がある。
栃木に住んでいた時も思ったが、やはり生産地にはおいしいものがおおい。
農作物、畜産の生産地である山梨県、まだまだおいしいものがありそうだ。