2023/06/18 Sun
FUSEKIDO Ohyama wrote
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本記事は2話目です。1話目の記事はこちらです。今年で三回目を数える同僚たちとのバス釣り。
元々は釣り好きのベテランが若手を引き連れて始めたものだが、いまでは船舶免許を自主的に取るものや、ワームを凝ってみたりするものもおり、バス釣りに魅せられた人もいる。
私も今回はこれまでとは違った取り組みを行うこととした。
初めてのバス釣りに行かせてもらうことになった、2年前。ベテランたちと釣具屋にワームを買いに行ったのだが、その価格の高さに驚いた。
ワームと言っても疑似餌で、材質はシリコンやゴムのような弾力のあるもので、1パックにはおおよそ10個程度入っているだろうか。そのパッケージで1つ900円程度はする。
こうしたホビー系のグッツというのは、研究開発費がかかる一方で、大量生産に向かない。そのため、高価格になる傾向にある。
釣り具屋に行くと、まさにドラッグストアの洗顔コーナーかと思われるほど、きらびやかに多種多様なワームが置かれている。どの釣り人も、せっかく時間をかけて釣りを楽しみに行くのだから、魚を拝みたい。その思いから、ワームの形、色様々なものを用意しておき、現場に合わせてワームを選定するのだ。
バスにワームの好みがあるのだろうか
野生の生物は弱肉強食の世界で、今日食うか食われるかの世界である。
そんな厳しい世界に生き抜くために、ワームの好き嫌いをしている暇がバスに与えられているのであろうか。
つまりは、バスが食べそうなワームを、それっぽく泳がせて、バスの目の前にさえ落とし込みさえできれば、釣れるのではないかと。
またビギナーであっても、低コストから始められ、しっかり結果を残すことができることを、ここザクロで発信する必要があるのではないかと。
そこで今回、近所の100円ショップで購入したワームでバスを釣り上げることができるか、検証した。
検証結果は以下の通りだ。
~長野県野尻湖 バス釣り(ボート)釣果~
Day 1: 30cmクラスのバス2匹 (内100均ワーム1匹)
Day 2: 40cmクラスのバス1匹 + 40cmクラスのバスばらし (2匹とも100均ワーム)
合計4匹に対して、3匹は100均ワームで釣り上げることができた。1匹のバラシはボート手前でバレた。おしかった。
実のところ釣果はグループの中で決して多いわけではなかったが、100均のワームで釣り上げられるのか、という新たな試みで遊ぶには十分な結果であった。
そのため、釣りをするための道具は大きな市場を形成している。
確かに100均のワームでバスを釣り上げることはできた。しかし、もしバス釣りに対して楽しさを求めるのであれば、釣り具屋に行ってあれこれ色んなワームやロッド、リールを見て、魚に対して思いをはせることが釣りの楽しさを増幅させるのではないだろうか。
今回私は、100均のワームで釣れるのか、という検証を十分に楽しませてもらった。
いろんな楽しみ方があっていい。そして楽しませてくれた自然へのリスペクトは忘れない。